格安スマホ、SIMフリースマホ、キャリアスマホの違いは?白ロム、赤ロムとは?
【スマホはそのまま使える?格安SIMが使える機種、スマホとは?(←この記事のリンクを張ってください)】でも紹介した通り、格安SIMの種類によってはキャリアのスマホをそのまま使うこともできます。
しかし、使いたい格安SIMがキャリアのスマホの利用対象外でしたら、格安スマホまたはSIMフリースマホの購入が必要になります。
では、キャリアスマホと格安スマホ、SIMフリースマホは何が違うのでしょうか。
今回は、キャリアスマホ、格安スマホ、SIMフリースマホの比較と各スマホの特徴を解説いたします!
【キャリアスマホをおさらい】
キャリアスマホとは、名前の通り、au、ドコモ、ソフトバンクの各キャリアで販売しているスマホのことです。
キャリアのショップで購入し、キャリア独自の通信サービスに加入します。
[端末代]
一括で買うと高めだが、月々の割引により、実質価格が安くなる場合が多い。この、月々の割引することで端末代を別途とらないのが「実質0円」と言われているものになります。2016年4月からは「実質0円」販売を禁止されています。
[月額]
大体5,000円~8,000円くらい。
[通話料]
家族間話し放題、同じキャリア同士なら話し放題などのお得なサービスがある。
[スペック]
ミドルレンジ~ハイエンドまで揃っているが、ハイスペックな機種が多い。
[速度]
速くて安定している。
[サポート]
いつでもキャリアショップでサポートが受けれる。
【格安スマホとは?】
格安スマホとは、格安SIMを販売しているMVNOが販売するスマホのことで、格安SIMを利用するスマホのことです。
なので、月額や通話料は利用する格安SIMの種類やサービスにより変ります。
[端末代]
一括価格からして基本的に安く、割引などはほとんどない。
[月額]
1,000円代から使えるものもあり、キャリアスマホと比べると断然安い。
[通話料]
お得なサービスなどはなく、割高な設定。一方通話定額サービスが
[スペック]
中スペックの機種が多い。基本的なアプリや通話ができれば問題ないという場合は何の支障もない位のスペック。
[速度]
MVNOによっては不安定なものもあり、特に通勤時の混雑した時間帯などは速度が遅くなる場合もある。
[サポート]
実店舗を構えるMVNOは少ないため、電話などの遠隔サポートで対応してもらうことが多い。しかし、路面店はないものの家電量販店に販売スペースを設けているMVNOは多数あるので、そこでサポートを受けることも出来る。
【SIMフリースマホとは?】
SIMフリースマホとは、SIMカードが挿入されていない、空っぽのスマホのことです。なので、格安SIMだけではなく、au、ドコモ、ソフトバンクなどのキャリアのSIMカードも自由に入替えることができます。
格安SIMを利用している場合は、SIMフリースマホでも「格安スマホ」と呼ばれることもあります。
一方、SIMフリースマホの逆が、SIMカードを自由に入替えできない、「SIMロックがかかったスマホ」ということになります。
【白ロム、赤ロムとは?】
「白ロム」、「赤ロム」という言葉を目にしたことがあるかと思います。
どちらもSIMカードが入っていない端末のことですが、大きな違いがあります!
[白ロム]
SIMカードが入っておらず、キャリアとの契約情報もない、まっさらな端末のことです。
逆に、契約情報を記録しているものは「黒ロム」といいます。
白ロムはSIMフリースマホではないので、端末を購入したキャリアと同じ通信回線の格安SIMであれば利用できます。
リサイクルショップやネットにおいて、中古で売られています。
ドコモ回線の格安SIMを使うなら、ドコモの白ロムを、au回線の格安SIMを使うなら、auの白ロムを購入する必要があります。
[赤ロム]
赤ロムとは、白ロムと同じように中古スマホとして売られていますが、以下のような理由でキャリアによりネットワークへの接続制限がされ、利用を停止されているスマホのことです。
- 機種代の残債があるもの
- 窃盗や詐欺などによって入手されたもの
- 端末の紛失などによる補償サービスの対象となった旧スマホ
赤ロムはどんなSIMカードをさしても通話もメールも出来ないので、うっかり購入してしまっても使い物にはならないので注意しましょう。
もちろん販売する時は、お店側も白ロムと判定して販売しています。
しかし、白ロムと思って購入した後に盗難された物であったことが分ったり、前の所有者が機種代金を突然払わなくなったりする場合があれば、赤ロムとなります。
<赤ロムを買ってしまわない為に>
欲しい中古端末が赤ロムではないかを調べることができます!
各キャリアのネットワーク利用制限検索サイト内の入力画面に、スマホの電池パックがはめ込まれている所に記載されている「IMEI」または「MEID」または「製造番号」の14か15桁の数字を入力すると結果がでてきます。
店頭などで、製造番号が表示されて居ない場合は、スタッフに聞いて、確認しましょう。
判定結果が、
○・・・ネットワーク利用制限の対象ではない
(不正入手ではないと判断され、今後も制限の対象とならない)
△・・・ネットワーク利用制限中ではない
(問題なく利用できるが、今後不正入手だと判断した場合は制限の対象となる可能性がある)
×・・・ネットワーク利用制限中
―・・・製造番号が確認できない、ネットワーク利用制限中ではない